たこ焼き　のまど

晴れ続きのゴールデンウィークが終わり
畑にひと雨を願っていた皆さんの顔が思い浮かぶ、今日の天気。
のまどは本日休業です。

4日に行われた、ギターリスト　木村MOMOさんによるライブは素晴らしいものでした。
夢のような時間とはこの事。
感動し、癒され、とても元気をもらいました。
会場の皆さんとも、そのような気持ちを共感できたのも喜びでした。

ライブの後、楽屋裏で（我が家の物置の様な居間）
ピアノを習う末の娘とセッションしてくれたのも、なんていい人！

お別れの時、MOMOさんが世界で羽ばたくことを確信しているか～さんは
ヨン様～！ならぬ、MOMOさん！！と、思わずその腕にとりついてしまいました。
隣にいたのまど店主（主人）は、びっくりして、気持ち悪い！と思ったそうです。
そのくせ自分は、落ち着いた様子で握手してもらっていました。

実は、このライブのお話は、お流れになるところでした。
ゴールデンウィークといえば、のまどは年間で一番忙しい期間です。
そしてMOMOさんはギターコンクールの日本大会での優勝者、
この秋、世界大会に行く人です。
のまどもつらいし、MOMOさんもここでいいのかしら、と私たちとしては思ったのでした。
あいだに入って、ぜひにと実現してくれたＴさん（たまにお店を手伝ってくれるのまどスタッフ）に
感謝です！

ところで、MOMOさんは兵庫県明石市の人。
うちの蛸は明石たこ。
縁が大有り！
お土産もって、いつか会いに行くぞ！蛸も里帰りさせてあげるんだ！
と、強く思うか～さんなのです。

冬の山場は超えたかな。

もう、じきに春が来てくれそうです。

そんな時節、女子会へのお誘いがありました！

何んとも怪しげなひびき、と思いながらも憧れていた、あの”女子会”です。

のまどでも、幅広い年代の女子の皆様が、男子無しで集われて

それはそれは楽しそうです。

トマトたこ焼きとかキャベたことかヨーグルトソースのたこ焼きなどをお持ちすると

「キャ～！」と気持ちを表現してくださり、うれしくなります。

声をかけてくれたのは、のまどで共に働くメンバーの

近所の奥さんと、わりと近所の山里の奥さんです。

なかなか時間のない私を、多々気遣ってくれる優しい人達！

（朝採り野菜や手作りケーキ、煮物、漬物の差し入れに涙。）

ちなみにのまどのメンバーは他に

10代娘時代からのお付き合い、これまた優しい、昔旅人今若奥さん。

ついこの間まで小学生、だんだん力を付け、頼りとなり、旅立っていく近所の高校生達。

テスト前の切羽詰まった状況の中、

エプロン姿で自室にて待機を親からお願いされてしまう、我が家の長男。

皆、それぞれの人生を懸命に生き、ふっと息抜きをして、また自分の生活に戻る。

実際、女子会に参加出来るか分からないけど

今回のお誘いは、本当に心弾みました。

雨がしとしとと降り
駐車場の脇に積んである雪の塊も小さくなってきました。

週末は、まだ雪の残る中、たくさんのお客様が来てくださり
のまどはにぎわいました。

そんな中、
「こんにちわ～！！」
と、満面の笑みで入ってきた若者2人組。
中２次男の友人です。

「YouTube見ましたよｵ！ついにデビューっすね！」
次男の「のまどの動画見てね」という呼びかけに反応して
うれしくなって、来ちゃった。という感じです。

その後、辰年生まれの気のいい連中がぞろぞろと集合して
満席だった店内がますますいっぱいになりました。

たこ焼きの皿を分け合って食べ、帰りに、
「ほんとうに、おいしいっす！！」

ようやく手のあいた主人に
たこの帽子を頭にのせられ
中学男子はポーズを決めておりました。

「ユーチューブばっかり見てんじゃないよ！」
と、たこ焼きかーさんが言ったのを、ちゃんと聞いたか聞かないか
小っちゃかった頃から知っているかわいい人達は
嵐のごとく去ってゆきました。

いろいろとあった今年も、暮れていこうとしています。

こんな時は、心穏やかでいたいものですが
そうはいかないのは例年の事。
大抵のことは大目に見ても、無視できないのが大掃除。
日ごろからまめにやっておけば、こんな思いしなくて済むのに・・・
と、数日前から苦しくて苦しくてしょうがなかったのですが
なんと、我が家の次男。　「ねえ。大掃除いつやればいいの？」
絶対そういうこと言う人じゃないのに・・・・・・・・
というわけで、やって頂くことになりました。

「お～い！おきろ！」
末の娘の轟く号令を皮切りに
もさもさ、ゴソゴソ、ドンドン。
三兄妹、何だかけっこう調子が上がってきた様子が感じられます。
時折なじりあうような声も聞こえます。
いいぞ、頑張っておくれ！
仕込みをしながらほくそ笑んでおりました。

〆の茶話会まで計画どおりやったかは知りませんが
終わって彼らは、数日分の衣類をバックに詰め
午後早々、近所に住むおばあちゃん家に出かけていきました。
ああ、ありがとう。苦労して育ててきたかいあったわ。

さて、家は大体これで良し。

今年の営業を終えた後
お客様への感謝と新しい年への気持ちを込め
主人（のまど店主）は松を飾りました。

そして、店の大掃除の始まりです。
私とは正反対で掃除に凝るタイプの主人。
今年もまた、謎のおそうじ道具作りから始めたりして
時間かかるんだろうなぁ～。

夜の間に、雪が少～しだけ降ったようで
今朝は，うっすらと白くなっていました。

昨夜はクリスマス・イブ。
我が家は大きなケーキやチキンは出ませんでしたが
お店を早めに終わらせて（ゴメンナサイ！）
家族で夕食を食べました。

そして、寒い中、サンタさんお疲れ様でした。

私の隣で寝ていた末っ子の娘は
まだ暗い朝方、ぬう～っと起き上って
枕もとに置いてある、あの例の包みを見つけて一言。
「でっかい・・・。」
そして、どこかに持っていってゴソゴソとした後、まどろむ母に
「靴をもらった」と小声で伝えてきました。

朝ご飯では、高校生兄と中学生兄は
「下着と靴下をもらった」と苦笑い。

はたして、我が子供の頃はどうだったかしらと思い起こしてみますと
昔のことはあまり覚えていない者でして
ただ、温かいような、切ないような感じが入り混じります。
ちなみに、主人（のまど店主）には、サンタさんが来てくれていたらしく
本人が強く望み、お願いしておいた物に、かなり近いけれど
ぜんぜんちがう！物を、毎回毎回置いていってくれたそうです。

数日かけて、サンタさんへのお返しの品を手作りまでした娘。
本当はゲームとかおもちゃを期待していたかな。
彼女の心境はいまいち確認できませんが
「これ、ちょっとブカイ（大きい）けど、ちょうどいいわぁ。」と
ビニール製のその靴を履いて、寒い外へ飛び出していきました。